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溶接のさまざまな方法について
2023/07/03
溶接と聞くと、単に金属同士をつなぐ方法だと考えられる方が多いと思います。
しかし、一言に溶接といってもさまざまな種類があり、加工する金属の材質などにより使い分けが必要です。
今回は、そんな溶接の種類の紹介と解説をします。
▼溶接種類
最初に、溶接は「融接」「圧接」「ろう接」に大別され、それぞれより細かい溶接の方法があります。
■融接
被溶接材料を加熱して接合する溶接を「融接」といいます。
今回は、融接のなかでも代表的なアーク溶接とレーザー溶接を紹介します。
①アーク溶接
最もポピュラーな溶接方式だといえます。
アーク溶接棒を溶接機本体から伸びているトーチに取り付けて、溶接したい場所に擦り付けて溶接します。
②レーザー溶接
レーザー溶接では名前の通りレーザー光線の熱を利用します。
基本的に設備マシンです。
■圧接
被溶接材料に摩擦や圧力、電力を加えて接合する溶接法を圧接といいます。
ここでは特に抵抗溶接について説明します。
抵抗溶接は、重ね合わせた母材に電極を通して電流を流し、発生した抵抗熱によって被溶接材を溶融、融着させる溶接法です。
■ろう接
被溶接材料を溶かさず、溶加材を接着剤の代わりに接合する溶接法をろう接といいます。
ろう付けは、ガスバーナーなどで溶かした溶加材が接着剤の代わりを果たし、母材同士を接合する方法です。
異種材料同士の接合、厚さの異なる材料の接合も可能です。
▼まとめ
今回は、溶接の方法についてさまざまな種類を解説しました。
それぞれ適性があるので、溶接を行う際は材料や大きさなどに合わせた方法の溶接を選びましょう。