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製缶工場に必要な設備とは?

2022/05/15

日々の生活に欠かせない缶ですが、この缶を作るにはどんな設備が必要なのでしょうか。
今回は、製缶工場に必要な設備を見ていきましょう。

▼製缶工場に欠かせない設備
缶を作る製缶工場には、どうしても必要ないくつかの設備があります。

■切断加工機
缶は鉄やアルミなどさまざまな素材から作りますので、製缶工場にはどんな素材にも対応できる切断加工機が不可欠です。
切断加工機ではレーザーによって素材を切断するほか、タレットパンチと呼ばれる穴抜き加工を施します。
タレットパンチは金属の板をあらかじめ設定した形に打ち抜けるため、丸い缶から四角い缶まで、さまざまな形状の缶を作るのに欠かせない設備です。

■プレスブレーキ
プレスブレーキでは、タレットパンチによって抜いた素材や、カットした素材を薄く伸ばして曲げる作業をおこないます。
鋼板やステンレス、アルミなどさまざまな素材を曲げられるだけでなく、厚さも0.5ミリメートルから5ミリメートルまで、幅広く対応が可能です。

■溶接機
溶接は機械に任せきりというわけにはいかず、熟練の技が求められます。
主な方法は2種類あり、MIG(ミグ)溶接とTIG(ティグ)溶接です。
MIG溶接はアルミやチタンなどの非鉄金属の溶接と相性が良く、TIG溶接はステンレスやアルミ、鉄などのほぼすべての金属に使えます。
ただ、どちらを使うにしても職人の技術に左右されるところが大きく、製缶の工程の中では使いこなすのが難しい設備です。

▼まとめ
缶を作るには、製缶工場にいくつもの設備が必要なことがわかりました。
これだけの手間をかけて作られる缶は、非常に貴重なものと言えますね。
弊社は静岡において、製缶に関する一連の作業を承っております。
どうぞお気軽にご相談ください。